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田植え

こんにちは、紬の伊藤です。

週明けから雨が続く予報で、もう梅雨入りも近いかもしれませんね。

 

先日、北八朔でお米を作られている紬のお客様の田植えに参加させていただきました。

 

毎年、友達やその家族の皆さんがたくさん田植えに参加され、秋の稲刈りと、また収穫したお米をみんなで楽しんだりしているとのお話を聞き、是非参加させてくださいとお願いし、今年から仲間入りをさせていただきました。

今回は、私と小学三年生の次女が参加です。

 

私の田植え経験は小学校5年生以来で、泥だらけになりながらも楽しかったなあという記憶でした。

田んぼの香り、泥の感触と温かさ、蛙や小さな虫たちの動き、用水路を流れる水の冷たさに懐かしさを感じながら、娘と一緒にいざ田植えの開始です!!

 

まずは、80歳の先生の田植えの動きをよく観察します。苗を5~6本ずつ、しるしに合わせて植えていきます。

 

 

 

 

 

泥に足を取られながらも、黙々と植えていきます。

 

たくさんの情報に囲まれながら日常生活を送る中で、何も余計なことを考えずに無になる時間は大切で、田植え作業はそんな時間を与えてくれました。

 

子供たちは、泥パックのように手足に泥を塗ったり、泥を付け合ったり…やっぱりそうなるよね…

田植えより、蛙を探して捕まえては逃がして遊びだし、乾いた泥をはがすのに夢中になったり、楽しそうでした。

 

 

 

 

実は…田植えで私が一番に頭に浮かぶのは、せんべいおこわです。

 

母の実家は米農家で、田植えや稲刈りの時には親戚や近所の方々が集まり、協力して農作業をしておりました。

農作業のやすみっこ(おやつ)として、祖母が作っていたのがせんべいおこわで、私はこのせんべいおこわが大好きでした。

せんべいおこわとは、南部煎餅に赤飯をはさんだもので、パリパリの煎餅は赤飯の水分を吸ってもちもちになり食べやすくなります。青森県の八戸市や三戸郡、岩手県二戸市で食べられています。

 

祖母の作るお赤飯は、ほんのりと甘く、煎餅の塩気とあいまって本当に美味しく、昨年93歳で亡くなった祖母の「菜穂子、やすみっこあるよ~」の声を思い出します。

 

今回、田植えに参加させていただいたことにより、色々な記憶が思い出され、また娘と一緒にこの季節の匂いや手触り、温かさや冷たさを共有できて良い一日となりました。