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吾亦紅(ワレコモウ)

こんばんは、紬の伊藤です。

今日から10月に入りました。

朝晩はだいぶ秋らしくなってまいりましたが、日中は30℃前後まで気温が上がり、まだまだ残暑が厳しく感じております。

 

10月初めのお花は、ダリア、トルコギキョウ、雪柳、吾亦紅にしました!

皆様は、吾亦紅(ワレコモウ)というお花をご存知でしょうか。

日当たりの良い山野、草地に生え、秋に茎を伸ばし、その先に穂状の可憐な花をつける高原の代表的なバラ科の秋草です。

 

ワレコモウの漢字表記は、吾亦紅、吾木香以外に、我吾紅、我毛紅などいくつかあり、いずれも自分自身(ワレ、吾、我)がどうこう…

一説では、「われもこうありたい」という思いを込めて名付けられたともいわれています。

 

 

ワレコモウの花言葉は「変化」「もの思い」「恋慕」。

 

「変化」の花言葉は、ワレコモウの花が上から下へ順に咲いていく姿に由来するといわれているそうです。

 

「もの思い」の花言葉は、細長い茎を風に揺らす姿から連想されたともいわれるとのこと。

 

  

渋い紅色で地味な花ですが、古くから俳句や短歌に詠まれている理由が何となくではありますが、分かるような気もします。

 

私がこうして植物に対して深く知りたい、調べたいと思うのは、庭師の父と花好きの母の影響でしょうか。

植物は本当に心癒されます。

お客様も紬にある植物を見て、気持ちがホッとなっていただければ嬉しいです。